税務調査の質問、その傾向と対策を徹底解説!
2023.10.13
税務調査は実際どのような質問が飛び出すのでしょうか?調査のプロセスが慣れていなくて、適切な対応や応答の仕方が分からない、という悩みを持つ方々も少なくないことでしょう。
この記事では、税務調査でよく出る質問やその具体例、そして最適な対応策を紐解きます。税務調査への不安を払拭するアプローチも一緒にご紹介していますので、ぜひ参考にしていただき、税務調査を乗り越える助けにしてください。
この記事の監修
税務調査レスキュー110番 税務調査専門の税理士
植村悦也 (うえむら えつや)
元税務署長・元マルサ担当官などをパートナーに、税務調査専門の税理士として年間100件以上の相談を受ける税務調査対策のプロ。
追徴税額を0円にした実績も数多く、Googleクチコミ4.9という人気を得ている。
税務調査とは?一体何が問われるのか?
税務調査で対面する一連の質問には、以下のような要点が見受けられます。
1.1 軽い会話からも導き出される真意
税務調査の際には、一見何気ない会話や世間話と思しき質問もしばしば登場します。具体例として
・この場所でビジネスは始まりましたか?
・過去数年間のビジネスの成長はどうですか?
・ご家族の人数や、彼らの職業は?
・従業員の規模は?
などがあります。
一見すると、これらの質問は申告内容と直接関連しないように思えますが、実は深い意図が存在するのです。
例えば、事業についての質問からは「事業の期間と規模」「多角的な収入源の有無」を探る意図があるかもしれません。また、家族や従業員に関する質問からは、架空の給与や、存在しないはずの給与を確認する可能性があります。
1.2 金銭に関する質問から見える申告漏れの可能性
賃貸料や経費の支払い、借入金など、金銭関係の質問も頻出します。具体的には
・自宅は賃貸ですか?
・毎月の家賃はいくらですか?
・家賃の支払いはいつですか?
・主要な銀行はどこですか?
・支払い方法は何ですか?(カード、振り込み、現金など)
・ローンや借入金はありますか?
といった質問があります。
これらの質問からは、収入に見合わない出費(隠されている収入や、経営者に流れている売上)がないかを探る意図があります。また、支払い方法やメインバンクからは未計上の取引がないかを探ります。
締め日や支払日についての質問は、発生主義(取引が発生した時点での計上原則)で記帳されているか確認する意図があるでしょう。発生主義で記帳されていないと税金計算に大きな影響を与えるため、重視されます。
1.3 申告の適正性を探る質問
経理業務や帳簿の管理についての質問からは、申告内容の妥当性を判断するためのヒントが得られます。
具体的には
・誰が経理を担当していますか?
・(担当者は)経理業務を何年間経験していますか?
・申告や集計をするのは誰ですか?
などの質問が出ます。
これらから、経理に不慣れな人が記帳や申告を担当していないか、退職や引き継ぎで漏れが生じていないかなどを確認する意図があります。
さらに、取引先や経営者の趣味についての質問もしばしば出ます。ここからは、隠された売上や水増し経費、未申告の収入や私的な支出を経費計上していないかを確認することが多いでしょう。
2 税務調査の問い合わせ、その対処法は?
あなたが税務調査で疑問を持たれたとき、適切に対応するための3つの鍵をお伝えします。
2.1 税務調査で注目されるポイントを予め確認する
ビジネスの一年間の旅路で売上と経費が前年度から大幅に変動したとき、それは税務調査の焦点になります。”今年は売上が驚くほど伸びた”、”売上に比べて経費が急増した”といった変動があった場合、税務調査になったときには必ず確認されるでしょう。
確認されそうなポイントを予め把握し、それらを書類の備考欄にリストアップすることで、余裕をもって説明する準備ができます。
2.2 信頼性を確保するために、透明性と正直さを保つ
調査員から問われると、どうしても緊張して曖昧な回答をしてしまうことがあります。しかし、それが隠蔽行為と勘違いされることもあるため注意が必要です。自分が正しく報告したと確信していても、後から疑問を投げかけられると「本当に大丈夫だっただろうか?」と不安になることもあります。
ただし、不正行為をしていないのに無実の疑いをかけられてしまった場合、弱気になってしまうのは避けましょう。事実に基づいて堂々と主張し、身に覚えのない疑いを冷静に否定しましょう。
2.3 事前に税理士と相談しておく
顧問税理士がいる場合、税務調査の前に必ず彼らに相談しましょう。彼らは税務調査で問題になりやすい箇所についてアドバイスをくれるだけでなく、調査当日も一緒に立ち会ってサポートしてくれます。
ただし、知り合いの税理士に安価で依頼している場合や、税理士が繁忙期で対応できない場合もあります。また、税務調査の経験が少ない税理士がいる場合、税務署の要求に対して適切に対応できない可能性もあります。
税務調査は確定申告と異なり、全ての会社が毎年受けるわけではないため、税理士の経験により対応力に差が出ることもあります。あなたが信頼できる税理士を探している場合、他の税理士事務所へセカンドオピニオンを求めてみるのも一つの手段です。
税務調査レスキュー110番では、顧問税理士がいる場合のセカンドオピニオンや税務調査対応のみの依頼も全国対応しています。無料相談の予約はフリーダイヤルまたはメールフォームからお気軽にどうぞ。
まとめ
税務調査は、無作為に聞かれる質問からも疑問が生まれる可能性があるため、しっかりと準備をしておくことが大切です。不安な場合は税務調査に精通した税理士への相談も視野に入れましょう。それぞれのビジネスの成長と安全を守るためのステップとして、税務調査への正しい対応を心掛けてください。
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