中古車ビジネス必見!税務調査の傾向と対策
2023.09.27
新型コロナウィルスの影響で一時的に減少した税務調査の数も、最近では以前のリズムに戻りつつあるようです。税務調査が再び、私たちのビジネスの一部として存在しています。この調査は、確定申告の内容が現実のビジネス状況と一致しているかを判定するための、税務署によるおよそ2日間のプロセスです。
調査の対象は、納税義務を負うすべての法人と個人で、中古車販売業ももちろん例外ではありません。調査手段は業界間で変わらないものですが、特定の業種では調査の結果、特定の問題点が挙げられやすいこともあります。
特に、中古車販売業界は、税務調査でどのような特定の課題が指摘される可能性があるのでしょうか。今回、我々はその疑問に対しての答えを提供し、中古車販売店における税務調査の鍵となるポイントを詳しく解説いたします。
この記事の監修
税務調査レスキュー110番 税務調査専門の税理士
植村悦也(うえむら えつや)
元税務署長・元マルサ担当官などをパートナーに、税務調査専門の税理士として年間100件以上の相談を受ける税務調査対策のプロ。
追徴税額を0円にした実績も数多く、Googleクチコミ4.9という人気を得ている。
目次
中古車ビジネスにおける税務調査の主な焦点
中古車ビジネスでの税務調査は、売上の適正な申告、期末在庫の精密な計上、及び取得価格の正確な評価が主な検証項目となります。
1.1 売上申告は適切か
中古車販売業では、売上が適切に記録されているか否かが問題になることがあります。
売上の記録時期は、契約成立日、車の引き渡し日、登録日など、複数のシナリオが考えられます。
統一された基準に基づいて売上を記録することが重要です。
一定の基準が守られていないと、不一致が発生し、正確な売上を把握することが困難になる可能性があります。また、このような不一致は、税務調査時に売上が過少申告されていると解釈されるリスクもあります。
1.2 期末在庫は適切に計上されているか
税務調査では、在庫管理もチェックされます。
一般的な商品と比較して、中古車販売店の在庫は「車」であり、その数量は少ないかもしれませんが、その価値は大きな金額になります。
特に、期末の在庫数が誤っていると、その影響は年間利益に大きく響きます。
売上記録のルールに従い、期末の在庫も適切に計上するか否かが、中古車販売店の税務調査での重要なポイントとなります。
1.3 取得した中古車の価格は適正か
中古車販売店では、中古車を購入し、整備した上で再販しています。
最近では、個人からだけでなく、オークションからも中古車を購入するケースが増えています。
取得価格の証明がなければ、正確な原価を算出することは不可能となります。
例えば、150万円で売れた車の取得価格を証明する書類がなければ、仕入れ費用は0円となり、売上ではなく利益が150万円と算出されてしまいます。
税務調査では、中古車の取得価格が適切に評価されているかも検証されます。
購入証明が不十分な場合や、購入記録があるにも関わらず売上が記録されていない場合は、調査官から指摘を受けることがあります。
また、車の購入価格だけでなく、輸送費や整備費、オークションの手数料なども経費として計上できます。これらのコストを含めずに計上すると、課税対象額が増える可能性があるため注意が必要です。
1.4 経費は適切に計上されているか
認められる経費は、中古車販売業務に関連するものだけです。
個人的な用途で購入したものを設備として計上したり、業務に関連しない飲食費を交際費として計上したりすると、経費が水増しされているとみなされます。
業務に関連する経費だけを計上し、領収書は必ず保存し、税務調査時に使用目的を明確に説明できるように準備しておきましょう。
中古車販売業界における税務調査の舞台裏
税務調査は、我々のビジネス運営における静かなるウォッチドッグで、それは任意調査と強制調査の2つの顔を持っています。
強制調査とは、いわば税制の警察で、脱税の疑いがある場合に裁判所の令状を持った国税局の査察部が行うものです。
一方、任意調査とはその名の通り任意的なもので強制力はありませんが、それでも私たちが調査を拒む余地はないのです。
2.1 税務調査は専用の予告状がある
任意調査の際、税務調査が行われることは、一般的に事前に通知されます。
税務署からの電話により、調査日時についての相談が行われ、あなたには必要な書類を用意する時間として、数週間の猶予期間が設けられます。
もし、税務調査の予告を受け取った場合、その瞬間からすぐに税理士に相談することが賢明です。
2.2 税務調査は舞台劇のように2日間続く
税務調査は、一般的には二幕の舞台劇のように2日間続きます。
調査官が登場し、経営者からビジネスの現状についてのインタビューが行われます。
そして、帳簿や請求書、領収書などの書類の比較検証が行われ、調査官が疑問を感じた部分については直接質問を行います。
2.3 税務調査の結果は、舞台が下りてから1か月で通知される
税務調査の結果は、実際の調査から1か月ほど経った後に報告されます。
申告内容に問題が見つからなければ、そのまま終了しますが、売上の申告漏れや経費の過大計上などが発覚した場合は、再申告が必要となります。
この修正申告では、正確な申告をし直し、不足分の税金に加え、過少申告の罰金である過少申告加算税を支払うこととなります。
税理士による税務調査対応の秘められた魅力
税務調査は、実は一手間の準備で大きく舵を切ることができるプロセスです。
問題があるとわかった帳簿等に対し、税務調査が始まる前に自主的に修正申告を行えば、過少申告税はなんと免除されるのです。
また、事前通知を受けてからの自主的な修正申告の場合も、過少申告税が軽減されます。
税理士への税務調査対応の依頼は、税務調査の迅速な完了だけでなく、もしも帳簿上のミスがあった場合には、修正申告を通じて税負担を軽減する道を開く一石二鳥の手段なのです。
そして、税務調査当日。その名だけで肩が凝るほどの緊張感が広がります。
質問が投げかけられても、専門用語で固められたそれに対し、自信を持って答えられるでしょうか。
しかし、税理士が傍にいれば、専門的なサポートが受けられ、心の重荷も軽減されるでしょう。
まとめ
中古車販売業界における税務調査では、在庫管理や売上計上漏れなどの指摘が多い傾向にあります。
売上計上のタイミングにズレが出ている場合や、在庫管理に対する不安がある場合、すぐさま税理士に連絡をすることが最善策です。
私たち「税務調査レスキュー110番」は、国税局出身の経験者も所属する税理士の専門集団です。
中古車販売業に特化した税務調査の経験が豊富で、税務調査をスムーズに乗り切るためのノウハウを持っています。
税務調査の事前通知を税務署から受け取ったら、中古車販売業に強い私たち「税務調査レスキュー110番」にぜひご相談ください。
初回相談は無料で、あなたの税務調査を手厚くサポートします。
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